転職のライバルは電動歯ブラシ

お掃除ロボットがリビングをかけ回り、キッチンでは具材を投入したボウルの中で電子レンジが主菜を調理し、食洗機が食事の後の皿洗いを行い、全自動洗濯機が洗濯物の乾燥まで行ってくれる。そんな現代社会の中で、皆さんは、どんな時間を過ごしていきたいと考えていますか?最近の検索キーワードとしても上位にあがる「AI」=人工知能が、皆さんの好みや行動傾向などを分析し、こちらからあえて指定、指示しなくとも、様々な対応をオートマティックに考えてくれるAI型家電が、近未来の暮らしをどのように変化させていくのでしょうか。そんな事を考えていると、時間の流れがあまりにも儚いものなのだ、というような感傷的な感覚に囚われる瞬間を感じることもあります。「AI」は、皆さんの日常生活を豊かにしてくれる存在であるというような感覚と、私たち人間が何かを失ってしまうのではないかといったような不安を感じているからなのかもしれません。このような感情をどのような言葉として表わせばよういのだろうかと考える時間に、いつもよぎる映像が、昭和の時代の風景であったりするのです。時代とは、こんな風に過ぎゆくものなのでしょうか。昭和の時代に存在したものが現代には存在せず、現代に存在するものが昭和にはなかった。私達は、何かを失いながら、未知なる新しさを得ているのでしょうか?過去の時代に存在したもの、また現代社会に芽吹きはじめる近未来的なテクノロジーは、その1席を譲り合っては、消えては現れ去っていく、異国から現れ母国に旅立つそんな旅人のような存在であるのでしょうか。去りゆく時代と時間を感傷的に、ソファーに寝転びながら考える時間をもてる事も、現実的には、優秀な家電たちのお陰様であると思わずにはいられません。先日、歯科クリニックに定期検診に訪れた帰りに、大型量販店で購入した電動歯ブラシで歯磨きをしながら、歯ブラシを動かす事さえも、電動化されていく現実社会になんとなく自分自身の仕事を奪われているそんな感情が浮かびました。

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